2023年8月、我が国が主導する国際規格ISO 5425:2023「積層造形用途におけるポリ乳酸系フィラメントの使用に関する仕様」（積層造形用ポリ乳酸フィラメントの性能指標）が、国際標準化機構（ISO）から正式にリリースされました。この規格は、2019年9月に開催されたISOプラスチック技術委員会（TC61）年次会議において、深圳市光華威業有限公司と北京理工大学が共同で提案しました。世界の専門家による10回以上の会議と議論を経て、新規作業項目提案（NWIP）、作業草案（WD）、委員会草案（CD）、国際規格草案（DIS）の各段階の投票を通過しました。十分な実証と初期段階での主要な問題の解決により、この規格は最終国際規格草案（FDIS）段階をスキップし、ISOに直接リリースされました。 ISO 5425:2023 は、中国の付加製造 (3D プリント) 業界が主導する 3D プリント材料に関する初の国際規格です。

この規格は、主に3Dプリント用ポリ乳酸フィラメントの性能指標（外観、直径、楕円率、正味重量、偏差、揮発分含有量、引張荷重、破断伸びなど）を規定しています。また、マーキング、包装、輸送、保管に関する検査規則と要件も規定しています。

▲ 公海赌船710の新しいエンジニアリング材料 - 炭素繊維PLA（ePLA-CF）

ご存知のとおり、現在使用されている3Dプリント用プラスチック基板の中で、ポリ乳酸（PLA）プラスチックは広く使用されていますが、明らかな性能欠陥もあります。材料自体が脆く、落としたりぶつけたりした際に隙間や破損が生じやすいです。また、薄い箇所は曲げた際にも破損しやすく、特に耐熱性が低いなどの問題があり、3Dプリント分野におけるPLA材料のさらなる普及と応用をある程度制限しています。 上記の問題を踏まえ、公海赌船710は様々なPLA改質技術の開発において画期的な成果を上げ、材料製造プロセスへの適用に成功しました。 現在、公海赌船710はPLA強靭化改質技術、軽量化改質技術、帯電防止改質技術、PLA難燃性改質技術、耐熱性改質技術、4D材料印刷技術など、数多くの改質技術を習得しています。改質技術の応用は、ポリ乳酸材料の応用シナリオをさらに広げるのに役立ちます。

公海赌船710は、ポリ乳酸材料を3Dプリント業界に導入し、「百花繚乱、それぞれに長所を持つ」ポリ乳酸3Dプリント材料を業界に提供し、ポリ乳酸3Dプリントフィラメントの国際規格の制定と発表を推進するなど、中国のブランド力を活かして業界の発展に貢献し続けています。今後、公海赌船710はバイオマテリアルの研究開発と改良にも注力し、3Dプリント技術の多分野への応用を推進し、業界の発展に貢献していきます。